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おから

今日はシンプルなタイトルにしました^^

おからは皆さまご存じ、お豆腐製造時の副産物です。


名前の由来は、「から」というのが、「かす」という意味があり、かすを丁寧語で読んだのが「おから」という事だそうです。

かすを丁寧に表現するって、ATARAにとって通ずるものがあります!

そんなおからですが、最近ではそのままの状態で調理されることも少なくなり、良くて畜産の飼料として、悪いケースではいまだに廃棄物として廃棄されている事例もあります。

産業廃棄物としての「おから」で有名な裁判があります。


1993年に大阪府の業者が豆腐工場からおからを購入して、畜産飼料として販売していました。その行為が無許可で廃棄物を収集処分しているとして廃棄物処理法違反で検挙され、裁判となった事例です。おからは廃棄物か?、資源か?という点で争われた結果、1999年、最高裁判所は食品以外のおからは無価値なものとして捨てられている産業廃棄物だとして上告を棄却し、業者に対して罰金の判決が言い渡されました。おからは廃棄物だと判断されたのです。
もちろん、このケースでの「おから」に限ります。

実はATARAの取組みを始める際も、この判例から、十分な取組の説明を求められました。それくらいいまだに影響力のある判決です。

また、同じように廃棄されているものとして、酒粕も挙げられます。

いずれもテレビで取り上げられ、その直後はものすごい需要が伸びるそうですが、翌年にはまた元通りになり、余剰分は産業廃棄物として廃棄されています。ですので、酒粕も同様の扱いになるかと思います。

おからは資源か、廃棄物かという論点でお話しすると、私はもちろん資源だと考えて取り扱っています。同じ意見の方もいらっしゃるかと思います。

ただ、たくさんの人が資源だと考えていても、余っているという事実は変わりません。

問題なのは、おから、酒粕も含めて、なぜ余るのか?という事なのですが、安定した需要がないということなのでしょう。その背景には、食生活、食文化の変化もあるでしょうし、お豆腐の販売形態がお豆腐屋さんから、スーパーなどに変わったこともあるかもしれません。

ATARAは、もったいない資源を余すことなく活用するものづくりが、一つの在り方として当たり前になる社会を想い描いています。ですので、ただ、おから等のもったいない資源を仕入れてものづくりをするという事ではなく、時代の変化も考慮し、余らないようにするためには?ということもあわせて考えています!

これが難しい^^”

ですが、やりがいはあります!

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