語り継ぐこと
実は、小学生のころから、作文や読書感想文を書くことが大嫌いでした。
小学3年か4年の頃のエピソードがあります。
夏休みの最後まで作文だけが完成していないというのが毎年恒例だった私は、この年の夏も追い込まれていました。
そして、その時のテーマが、自分の両親もしくは祖父母から戦争体験を聞くというものでした。
私は母親に作文のテーマのことを話し、体験を聞き始めたのですが、嫌々だったこともあり頭に入ってきません。
書き始めても覚えていない(覚える気もなかった)ため、母親に何度も聞きなおします。
そして、ついに業を煮やした母親が何を思ったのか「私が書く!」ということで代筆をしてしまいました・笑
そして無事宿題は完成!
しかし、事件が起こります。
実はその作文、市だったかのコンクールに出品するモノだったようで、私の(母が書いた)作品は見事入賞!
我が家では珍事件としてその後も語り継がれています。
こういう出来事があったので、母親が書いた作文なのですが、概要だけはまだ覚えています。
私の母は愛媛県八幡浜市の三机という土地の出身です。
この三机湾がアメリカの真珠湾に地形が似ているという事で、攻撃の前に海軍がひそかに訓練をしていたという内容を母の姉・兄から聞いた話として作文に。
少し話しは変わりますが、日本ではこうして戦争体験を語れる人が減ってきています。
*YouTubeで見れるのはありがたいです
母は、私が高校生の頃に子宮筋腫で手術で受けた際の輸血からC形肝炎になり、その後55歳の若さで他界しました。
ただ、真珠湾攻撃で亡くなった方はもっと若かった。それは日本もアメリカも同じ。
私の珍事件は語り継ぐ必要はないのですが、私の子供達にはこの話は伝えました。
戦争のことも、災害のことも、語り継ぐって大切ですよね。
しかし、文章を書くことが嫌いだった私が今こうしてブログを書いているなんて、母はどう思っているのでしょうか・笑
今回は私的なお話しで失礼いたしました!
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