経験・スキルの消費期限
ここ最近リスキリングという言葉をよく見聞きしませんか?
初めて聞いた時は物騒な言葉に思えたのですが・笑
よく見ると「Re-skilling」ということで^^”
業務に求められるスキルの大幅な変化に適応するために新しくスキルを習得することですね。
特に、DX:デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)、直訳すると「デジタル変革」と呼ばれる分野への対応をするためには、新しいスキルが必要だという意味合いで使われていて、日本だけでなく、世界的な潮流でもあります。
変革というと、「物事を根本から変えて新しくすること」という意味です。
という事は、これまでに経験していないことが登場する、ということですよね。
では、経験って何なんでしょうか?
実際に見たり、聞いたり、行ったりすること。また、それによって得られた知識や技能など。
つまり、経験とは、「行動」をしたことで得られる対価だと思っています。
経験するという事は、成長につながっています。
また、成功、失敗いずれの経験も自らの血肉となっていますよね。
これって専門的な呼び方をすると、”結晶性知能”というそうです。
それは、歳を重ねるにつれ学習や経験によって向上する、もしくは高いまま維持される、いわゆる 「知恵」のようなもの。亀の甲より年の功ですね^^
この結晶性知能は、日本における年長者を敬うという背景になり、企業における年功序列制度が機能する背景にもなっていたと思います。
しかし、それも変化が少なく、経験がそのまま長期的に活かせる時代に限られていたことを認識し直さないといけないなと。
ほとんどの場面、職業においては、大きく環境が変化しているのは間違いありません。
あえて通用しなくなっているとは言いません・笑
という事で、これまでとは違い、経験・スキルには明らかに消費期限があると感じています。
*もちろん、伝統を守る工芸、芸能の世界や職人の世界ではこれまで通り、”結晶性知能”が活かされる分野はあります。
大変な世の中になったな~と悲観していてはいけません・笑
せっかく積重ねた経験・スキルのロスしてしまうと「もったいない」ですよね^^
そこで、この”結晶性知能”を活かし続けるためにも、自らのバージョンアップが必要になります。
パソコンのOSを更新するかのように、自分OSもしっかりと更新していかないといけないですね。
私も、経験・スキルロスを発生させないために、これからも学び続けます!
仕事の幅も広がって楽しいですしね^^
この記事へのコメントはありません。