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月に頼る夜があってもいい

今月21日は中秋の名月で、旧暦の8月15日である十五夜でもあります。
この日が必ずしも満月ではないというのは有名なことですが、今年はなんと8年ぶりに満月になるそうです!

そして、今日19日は月と土星、木星の接近も見れるとのことです。
ただ、中秋の名月は、地域によってお天気次第というところのようです。

月といえば、日本人とは深いかかわりがあると感じています。

まず、旧暦は月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた「太陰太陽暦」が使われていたこと。
明治6年に現在の暦になるまで、月が基準だったこと。そして、現在の暦になった後も、こうして旧暦の行事が続いていること。
これはかなり月との密接な関係が続いていることを表しているのではないかと思います^^

次に、文化を見てみても、月が深く係っていることがわかります。
旧暦が中国から入ってきたと言われる平安時代と、それ以降もそうですが、今と違って夜の灯りといえば月明かりが頼りだったはずです。

夜は月を見ながら酒を飲んだり、団子を食べたりしながら歌を詠む。
その趣や味わいといった風情を楽しんだのでしょう。
夜は暇だったと思いますし^^”

例えば百人一首で詠まれた月に関する歌は12首あるそうです。
今でいうところのAppleMusicトップ100に12曲も月の歌が入っている感覚でしょうか?違うかな?笑

そして誰もが知る竹取物語。かぐや姫は月の使者でしたからね。
そういえばかぐや姫が月に変えるのも15日でしたっけ?

松尾芭蕉も全発句937句のうち、月を詠んだものが106句(11.3%)あるそうです。

日本の歴史として、生活上の暦や文学などの文化を通して、日本人の感性に月はかなりの影響を与えてきたと思っています。

月々に、月見る月は多けれど、月見る月は、この月の月

今は月明りに頼らなくても、夜でも何不自由なく生活できますが、満月の夜は月明りに頼ってみる。
不足する分はロウソクの灯りで補い、もし曇ったとしても、それもまた風情ということで。

21日の夜は、月に見立てたATARAのクッキーをいただきながら、ロウソクと月灯りで過ごしてみたいと思います!

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