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多様化する原料調達方法⁉

先月のことですが、外食産業のある企業が、自社店舗で使用するプラスチックカトラリー(スプーン等)のバイオマス原料25%を自ら栽培するというプレスリリースを見ました。

これまで化石燃料を使用して製造されていたものを、25%とはいえ、田畑で製造した原料に置換えることでCO2削減にもつながります。

畑から農作物(食料)ではなく、原料を調達する⁉

綿は畑で作って私たちの衣服の原料になっているので、別に違和感はないといえばないのですが^^”

ここで私が興味深かったのは、メインの商品ではないカトラリーの原料を自社でつくるという事でした。

ATARAの取組みでも、以前のブログで取り上げた通り、原料としての規格化を進めているところなのですが、例えば企業でもメイン商品ではない容器包装類を再生して使用するという事例を見るようになってきました。

これを広く原料調達として考えると、その方法がかなり多様化してきているなと感じていて、今後ますますそれが顕著になっていくのではないかと考えています。

かつての原料調達というと、品質管理・安全面、安定調達、さらにコストなどが指標だったと思います。

それが、現在は配慮しなければならないことが増えた。

というよりも配慮しなければ持続可能ではない、という時代背景もあり、指標が増えてきました。

例えば

・動植物への配慮

  生物多様性の問題やアニマルウェルフェア

・環境への配慮

  森林減少、生物多様性、温暖化、海洋プラ汚染

・人権、労働環境への配慮

  劣悪な労働環境、低賃金、児童労働

特に容器包装資材などの原料調達にこだわる企業は、これらの指標を大切にしているケースが多いと感じています。

ここに、個人的に指標として増えてほしいなと思うのが、自給率です。

資源の少ない日本は海外調達の依存度が高いため、せっかく国内に入ってきた(輸入した)資源は有効に活用しつくす。

コロナ禍以降、海外依存の高い食材含む原材料や原油も含め、価格高騰が続いています。

原料によってはアジア内でも買い負けているという事もあります。

このような事態にも対応できるように、ある程度の自給率をあげるすべは持っておく必要があると考えています。

そういう意味では、今回のプレスリリースの取組みは自給率も高めることができるとも言えます。

完全な自給ではないのですが、再生資源は自給カウントをしてもいいのではないか派ですww

そうなるともっと国内での調達が多様化してくるのではないでしょうか。

そして、これを国→都道府県→市町村単位まで小さくしていくと、地産地消に近づいていく。

低炭素の指標を追加すると、理想のながれになりますね。

こんな風に、いつも妄想ばかりしています^^”

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