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“らしさ”の型を破る

「らしさ」とは、自分らしさ、男らしさ、若者らしさ、といった感じで使うことが多いと思います。

辞書を引いてみると


そのものにふさわしい様子をしていること、まさにそのものであると判断される程度、などの意の名詞をつくる。「男らしさ」「学生らしさ」「確からしさ」など。

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別の角度から見ると、こうあるべきだという型のことを指しているような気がします。
多様性が求められる現在では、むしろ障害になる考え方かもしれません。

例えば、性別によるらしさを区分することもその一つであると思います。
今朝も某政治家の方の発言が取り上げられていたのですが、まだまだ日本においては、ジェンダー平等が進んでいるとは言いにくい環境だと言えますよね。

アンコンシャスバイアスと呼ばれますが、これまでの経験を通して、身に沁みついている無意識な意思決定に影響していることでもあるようなので、世代交代とともに減っては来るのだと思っていますが、日本の人口におけるボリュームゾーンが経験値が高いために、無意識な偏見はなくなりにくい状況といえるでしょう。

その偏見に繋がる問題の一つとして、この「らしさ」という型にはめた思考があると思いますので、この型を破らないといけません。

そこでふと思ったのですが、日本には守破離という思想があります。
茶道や武道、伝統芸能などの修行のプロセスでよく使われていますが、簡単にいうと、守は「基本や型を身につける段階」、破は「既存の型を破り発展させる段階」、離は「基本や応用から離れ、独創的かつ個性を発揮する段階」を指します。

この守破離のプロセスで考えると、日本は今まさに型を破り、発展させる段階にあると言えると思っています。
ただ、らしさとは個性でもあるため、それはなくすことなく独創性を発揮する段階へ発展していくという考え方だと日本に馴染まないでしょうか。

例えば、2050年に向けても、企業、個人ともにこれまでの当たり前の型を破ることが必要なプロセスにあると感じています。まさにこれから、新しい地球人らしさを求めて、企業の在り方、働き方、ライフスタイルの在り方を創っていかなければいけないですね。

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