地球沸騰化
前回、「暑い日が続きますね」という言葉で書き始めました。
7月末のことでした。
個人的なことなのですが、7月は10日まで大阪にいて、それ以降、31日まで岩手に滞在していたのですが、日中は大阪と変わらない暑さでした^^”
それを象徴する気象庁からの発表データがあります。
この7月、全国の平均気温は平年と比べて1.91度高く、気象庁が1898年に統計を取り始めてから最も暑い7月になったそうです。
地域別では、北日本が2.8度、東日本が2度ちょうど、西日本が1.1度、沖縄・奄美が0.5度、それぞれ高くなったとのことです。
特に北日本では顕著だったようで、体感的にもそうでしたので、このデータを見て納得ができました^^”
そして、この暑さは日本だけの出来事ではなく、世界的にも同じ状況です。
EUの気象情報機関である「コペルニクス気候変動サービス」は、7月の世界の平均気温が16.95℃と、観測史上最も暑い月になったと発表しました。
地球温暖化対策の国際的な枠組みでは、産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内に抑える目標を掲げていますが、7月はあとわずかで1.5℃に達してしまうところでした。
この状況を受け、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が7月27日にニューヨークの国連本部での記者会見の中で、以下の発言をされました。
ニュースでも取り上げられていたので、ご覧になられた方も多いと思います。
The era of global warming has ended; the era of global boiling has arrived.
地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した。
温暖化どころではなく、沸騰化まで達しているので、対策を加速する必要があると。
そして、災害はニューノーマルになるので、それに適応するためにロス&ダメージの世界的な枠組みも具体的に進めないといけない。
記者会見の内容をザックリ「言いすぎる」と、そのような内容でしたw
11月にドバイで開催される「第28回気候変動枠組条約締約国会議(COP28)」への流れも汲んでいて、その前のCOP27の内容も受けていますので、今回中途半端に触れないようにして、どこかで一度この内容をしっかり取り上げてみたいと思いますので、今回はざっくり過ぎる内容でお許しくださいm(__)m
すみません^^”
話しは戻ってこの7月の暑さは、いずれも、海面水温が高いことが要因であるそうです。
単純に暑いというだけでなく、日本にとっては特に今後の台風の大型化や、豪雨がニューノーマルになるという事です。
これに対して個々でできることは「備える」こと。
早速、このお盆期間中にも西日本を台風が通過していきそうです。
その影響ですでに帰省や旅行にも影響が出ているようですね。
これから台風シーズンにも入っていきます。
取り越し苦労に終わったとしても、備えはしっかりと。
お仕事の方も、夏季休暇中の方も、滞在地のハザードマップや避難場所の確認をしたり、外出できなくなったケースを想定しておくようにしたいですね。
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