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「お米を食べる」ということ

皆さんの主食はお米ですか?

実は今年から、パンや麺類に奪われていた米を食べる機会を意識的に増やそうと思っています。
主食をお米に少し戻そうと。

米とあわせて食べるのは発酵食品が多いかもしれません。
ごはんのお供の定番は納豆とみそ汁と漬け物!
和食中心の生活にしたいと思いそうしています。

とはいえ、パンも麺類も大好きなので、ストレスにならないようにしようとは思っています^^

米粉という手もありますよね。

さて、なぜそんな話をしたかというと、今回はお米についていろいろと調べていく中で、そういう想いに至ったので、断片的になりますが、少しご紹介をしたいと思います。

ちなみに、前回の脱線のお話は、この途中で起きていました^^

まず、米の生産量については、国の政策が大きく関係していることをあらためて知りました。
簡単にではありますが、戦中、戦後から今に至る流れを簡単にご紹介します。

【第一次世界大戦中】
・日本人の主食であったお米は安定供給が課題であった

【1942年食糧安定法が成立】
国によるお米の全量管理が始まる
・戦中戦後の食糧難に対応

【1960年代】
お米の消費量がピークを迎える(1962年の118.3kg/人がピーク)
・60年代後半にお米の生産量が1,400万トンを超える豊作が続いた
供給過剰、政府米の過剰在庫が課題になる

【1970年代】
・第一次過剰米処理で約740万トンが処分される
・本格的に生産調整に入る(減反政策の開始
・生産調整に非協力な県や地域へのペナルティーが科される

【1990年代】
・1993年冷夏による未曽有の不作によりタイ米が流通する
・1995年に食糧管理法を廃止し、新たに「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)」が制定される
国の全量管理方式から、民間主導の仕組みへと移行

【2000年代】
・2004年より米政策改革が実施される
・食糧法改正により計画流通制度が廃止され、原則、流通規制が撤廃される
2018年減反廃止
消費量は減少傾向で推移(2020年で50.7㎏/人:1962年の消費量の42.9%まで減少

そして今に至るといった感じです。

人口が減少しているという事もありますが、食生活の変化なども影響していることもあり、お米の消費量が減少してきています。


そして、お米の消費量が落ちてきていることで、全国の6割の水田で主食用米が賄えてしまうそうです。
現在は、残り4割の水田で、輸入に頼っている作物を栽培したり、米粉用のお米、飼料用のお米の作付けが進められています。

お米がここまで主食として安定的に供給されてきたのは、連作障害のない作物だからだそうです。
さらに、主食用米の自給率は100%。
他の作物にはないお米だけの特徴ですよね!

また、今回調べてみて知ったのですが、水田を維持するという事はとても重要なことでもあります。
水田は、主食を生み出すだけでなく、日本の気候風土にも適しており、以下のような役割を果たしています。
 ・水のろ過機能
 ・地下水量を一定に保ち、地盤沈下を防ぐ機能
 ・水害を防ぐ機能
 ・水蒸気発散による気温上昇を防ぐ機能
 ・多様な生物の生息地にも
ここ、とても重要だと思ったので、詳細を調べたいと思いました。

ということで、こういった事実を知り、国内で唯一自給できる作物であるお米を、意識して食べようという想いに至ったのでした。

他にもお祭りや日本文化とのつながりなど、魅力的なお話しもあるのですが、それも含めると長編になってしまいますので、いずれ水田とともに取り上げたいと思います!

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