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タンパク質危機について調べてみた

以前、Instagramでコオロギの粉末が入ったチョコレートを食べたお話をしました。
その時は、コオロギを食べるよりも、もったいない状況の「おから」の方を選択したいという結論でした。

理由としては、新たなタンパク源を作るよりも無駄になっているものをなくす方が先だろうという事からでした。

少し前になるのですが、日経新聞の記事でコオロギ養殖をする企業の方が、昆虫食の啓発のための調査を継続して実施するという内容の記事を拝見しました。

アンケート調査結果が公表されていて、その中でまず「タンパク質危機についてその内容まで知っている」方は、全体の11.4%と低いものであったことから、私自身の整理も兼ねて一度取り上げてみようと思います。

乾燥おから

タンパク質危機とは?

国連の世界人口予測(2019年)では、世界の人口は2019年の77億人から、2030年に85億人(10%増)、2050年には97億人(26%)、2100年には109億人(42%)に達すると予測されています。(今世紀中に増加が止まる、あるいは減少に転じる確率もあるという事ですが、人口予測についてはここまでにします)

今後の人口増に伴い、特に新興国での食生活の向上(欧米化・肉食化)によって、たんぱく質に限らずなのですが、食品の需要と供給のバランスが崩れることが予測されています。

年齢や運動の習慣により差がありますので、あくまでもイメージをつかむための資産をしてみます。
人間が1日に必要なタンパク質は体重の1/1000だと推定します。

成人の世界平均体重が62kg(ロンドン大学の研究データより)とすると、2050年には年間約2.2億トン(1日あたり60万トン)のタンパク質の供給が必要になると試算できます。ということは、2050年には2019年時のタンパク質必要量の約1.4倍の供給量が必要になると試算できます。

現在の農業・畜産業の在り方のままでは、早ければ2025〜30年頃には需要と供給のバランスが崩れ始めると予測されています。
これが「タンパク質危機 」と呼ばれるものです。

その対応策として、世界経済フォーラムでは次の3つがあげられています。
①代替食品開発
②産業農業システムの改善
③消費者動向の変革

ここで、整理しておきたいと思います。
冒頭で私が食べたお話をしたコオロギ(昆虫食)については、①の代替食品開発の区分になります。
そして、私が「おから」のお話をしたのは、③消費者動向の変革に入ります。

ですので、比較するものではなく、それぞれが選択肢という事になります。

そのような整理をしたうえで、ATARAの取組みでできることとしては、もったいない状態のタンパク源をいかに活用するかという事になりますので、まずはもったいない状態の「おから」の取扱量を増やしていくことが対応策になると考えています。

もう一つ並行して考えないといけないのが、食品ロスの問題ですよね。
食料が不足すると言われる一方で、いまだ大量に廃棄されている食も存在しますので、ATARAはそちらからのアプローチが中心になります。

という事で、次回はこの食品ロス問題も含めて、日本国内でのタンパク質危機について考えてみたいと思います^^

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