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ATARA誕生の背景

皆様こんにちは、ATARAプロデューサーの野村です。

無事さぼらずに2回目を迎えることができました^^

そんな2回目は、ATARAが誕生した背景について触れておきたいので、少しお付き合いください。

私は、海をきれいにするために立ち上げた企業で、主に製造業から排出される産業廃棄物の再資源化のご提案をしていました。

そんなお仕事をしながら、一つのジレンマを抱えていました。

それは、廃棄物をもう一度原料として使用できる状態にしたとしても、それを使ってもらえないというものでした。

理由はいくつかあるのですが、大きくは品質の問題。そしてコストの問題。さらに安定調達ができるのかという問題が上げられます。

10年近く前の状況ですので、現在であれば少しは状況が変わっているのかもしれません。

ただ、今年の2月の新聞記事で、再生プラスチックの内需が伸びていないという事が報道されました。この記事では、コロナ禍での原油安の影響で、再生プラスチックを使用するよりも、石油化学原料からプラスチックを作ったほうが安いからという理由が掲載されていました。

コストの問題はいまだ残っているという事がわかる記事でした。

この記事を読んで思ったのですが、私が抱えていたジレンマは実は社会的ジレンマだったんだなと。環境問題ではよく言われるものです。で、ここはSDGsと大きく絡んできますので、また別の機会に取り上げたいと思います。

さて、話しを戻しますが、原料として使える資源であれば、それを原料としたものづくりをすることで、少しでもこのジレンマが解消できないか?と考えていたのが、ついに2018年のATARA誕生につながりました!

ここ最近、ATARAな原料を使用したプロダクトが増えてきています。

こういう状況を見るとすごくうれしくなるのですが、これが当たり前な状態として定着してくれることを願っています。SDGs含め、流行のようにとらえられているとどこかで廃れますので><

もったいない状態の資源(廃棄物だけでなく、低価値もしくは価値ゼロも含みますが)を余すことなく使うものづくりの原点は、実はこういうジレンマから来ていました。というご紹介でした!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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