
実りの秋
使い切るお弁当のすすめ
好きな季節は何ですか?と聞くと、30代以下は「秋」が一番多く、年を重ねるにつれ、「春」が1位でトータルでは春、秋と続きます。
紅葉も綺麗で、過ごしやすく、スポーツに読書。そして何と言っても「食欲」の秋です。
主食のお米が南から順に収穫されて来て、食卓に艶々した新米が並びます。魚はSの付くものが美味しくなると言われていて、近年不漁ですが、さんま、鮭、鯖、意外な所では鰆も秋が旬で美味しい魚です。果物も柿にぶどうに梨、りんごにみかんが実ってきて、芋類も収穫されます。
美味しいお米を炊いて、美味しい食材で美味しいお弁当を作りましょう。家族で行楽弁当ももちろんですが、各自がお弁当を持参することで、プラスチックのごみも減ってきます。難しく考え無くても、ある物を、有効に使い切ったり、夕食を少し残したり、お昼が楽しみになるお弁当を作ってみませんか?
残った物アレンジ法
晩御飯で残った物を、そのままお弁当に詰めてももちろん構いませんが、形を変えたり、味を変えたりすると、同じものでも見た目も変わり、楽しいお弁当になること間違いなしです。私が普段作っているアレンジおかずを少しご紹介します。
主菜
- 鶏のから揚げ → 唐揚げサラダ(細かく切って、もやしとニラをゆでた物と和え、ポン酢+ごま油で味付け)
- ハンバーグ → ハンバーグオムレツ(ハンバーグをつぶして卵とチーズでオムレツにする。)
- 魚のムニエル → 魚のチーズ焼き (魚ときのこの上にケチャップとチーズをのせてトースター又はグリルで焼く。)
副菜
- こんにゃくの煮物 → こんにゃくステーキ(こんにゃくの煮物をバターで焼き、仕上げにしょうゆをかける。)
- かぼちゃのサラダ → かぼちゃとツナの焼きコロッケ (サラダにツナ片栗粉を入れて丸め、小麦粉をつけて焼く。又はパン粉をつけて焼く。)
その他
- 残り野菜 → ドレッシング漬け(調理で少しずつ残った野菜を、ドレッシングと水1:1で合わせた中に漬ける。

これはある日のお弁当ですが、かぼちゃのサラダ→かぼちゃツナコロッケ、こんにゃくの煮物→こんにゃくステーキ、朝のコンソメスープ→チーズオムレツに上手く分からないように使い切りました。

そしてとてもお勧めなご飯アレンジお弁当は、ライスオムレツ。
朝ごはんにもピッタリで、手軽に作る事の出来る料理です。是非ご家庭で残った食材で作ってみて下さい。
ライスオムレツ
材料(2人分)
卵 2個 塩 小さじ1/3
ハム 2枚
とけるチーズ 2枚 ごはん 200g
レタス又はサニーレタス 1枚 油 大さじ1
片栗粉 大さじ3
水 1/4カップ トマトケチャップ 適宜
作り方
1 ハムは3~4mm角に切る
レタスは手で細かくちぎる。
2 ボウルに卵を割りほぐし、水溶き片栗粉、塩、細かくちぎったチーズ、ハ ム、レタス、ごはんを入れて混ぜる。
3 フライパンに油を入れ、2を両面こんがり焼く。(中火で3分、裏返して2分。)
4 3を切り、お好みでトマトケチャップをつける。
*ツナやベーコン、ウインナー等家にある物で代用して下さい。
いつも言っていますが、固定観念に囚われることなく自由に楽しく、使い切り料理を楽しみましょう。
4月にご紹介しただしがらのふりかけ、ピクルス、5月のカレー芋もち、味噌汁卵もお弁当おかずに是非加えてみて下さい。
楽しい、美味しいお弁当タイムが来ますように。

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