食品ロスを減らす為のまとめ
このATARAのページでコラムを書かせていただいて、1年が経ちました。
今回が最後となり、食品ロスを減らす為のまとめを書かせていただきます。
皆様に是非心がけて欲しい事、ポイントをご紹介していきますので、是非
参考になさって、実践して下さい。
食品ロスを無くす私の5か条を考えました。
行長万里の5か条
① 捨てる前に考える
捨てるのは最終手段です。何かに生かす事は出来ないか、使い切れないか考えてみましょう。この食べ物は、沢山の方の力を借りてここにあるという認識を大切に。
*長ねぎの青い所、しいたけの軸だって香りがあって美味しくいただけます。
②「食財」と向き合う時間を設けよ
食材は、「食財」家庭の大切な財産のひとつ、お金なら捨てないはず。
食材は大切に、そしてその良さを生かしてあげるのは購入者。そう考えると食材に愛着が湧いてくるはず。鮮度良く、吟味して購入したものは、健康な体を育んでくれます。
*買い置きの物もローリングストックをして、使い切ります。
③「食財」を生かすは使命
食材を購入したら、SDGsにも掲げられているように「使う責任」があります。固定観念は取り払いましょう、これはこのように使わなければならないと思い込むと料理に行き詰まります。ひろがるポイントは、素材が何から出来ているか知る。常に料理は何が入っているのか意識しながら食べるように心がけると、少しずつアイディアも出てきます。そして沢山材料が無いと、何とかしようと想像力が高まります。誰かに食べてもらって「美味しい。」と言わせて下さい。きっと楽しい幸せな食卓になることでしょう。
*原材料を確認すると、色々なうま味があります。うまみがあるという事はスープだけでなく調味料、下味にも使えます。
④ スーパーは戦場と考える。相手の作戦には乗らない!
スーパーはなるべく買ってもらおうと色々と戦略をたてています。買って欲しい物を目につきやすく、購買意欲を掻き立てるように販売します。お店に一歩入れば、極端ですが戦いです。必要な物以外は買わない、空腹満腹では戦えません。お得な物も本当に必要か、使い切れるのだろうかと自問自答して下さい。2個買うとお得、大きな物だと割安は、使い切れなければ無駄になり、後悔と、食品ロス。立ち止まって考え相手の作戦にのらないように。
*スーパーの入り口には、お買い得品、購入して欲しいものを陳列している店舗が多い。
⑤ 我が家に招く「食財」慎重に選ぶべし
一番は、使い切らない物は家に入れない事です。珍しいから、流行っているからと飛びつくのはキケン、納得して使い道を考えて購入、使い切れないと思ったら、諦めるのも食品ロスを減らす為には、良い選択です。冒険して、使い道をあれこれ考えるのも料理の幅が広がります。買い物の回数を減らして、ある物で何とかする生活、極端ですが自分をいじめて発想力を高めるのも楽しい時間になるはずです。
最後に我が家で人気のロス削減パスタご紹介します。
海苔のパスタ
材料(1人分)
材料名 分量
スパゲッティ 100g
牛乳 100ml
コーヒーフレッシュ 3個
焼きのり 大1枚
水 100ml
溶けるチーズ 20g
作り方
1 スパゲッティは多めの塩を入れてゆでる。(湯の1%)
2 フライパンに水を入れて煮立て,のりをちぎって入れる。
3 2に牛乳、コーヒーフレッシュを入れる。
4 3にゆであがった1を入れてチーズを加える。
皆様の日々の心がけで、食品ロスは減ってきます。購入したものは個々が責任をもって使い切り、無駄のない地球に優しい世の中になりますように。
ありがとうございました。
食品ロス削減料理研究家
行長万里
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