
コロナ禍の食品ロス現状
食品ロスの事を皆様に知っていただきたくて、コラムを書かせていただいています。コロナウイルスが世界で蔓延し、皆様の生活が変わり、食品ロスはどうなったのでしょうか?消費者庁の新しいデーターはまだ出ていませんが、身近な所で食品ロスは減ったのか増えたのか、皆様の意識は変わったのかを調べてみました。

東京都都政モニターにて
調 査 実 施 の 概 要
1 アンケートテーマ
「生鮮食料品等の購買意識について」
2 アンケート目的
生鮮食料品等の購買意識や卸売市場に関する都民の要望を把握し、今後の卸売市場の活性化を検討する基礎資料とするための参考とする。
3 アンケート期間
令和2年9月2日(水曜日)から9月8日(火曜日)まで
4 アンケート方法
インターネットを通じて、モニターがアンケート専用ホームページから回答を入力する。
5 インターネット都政モニター数
500 人
6 回答者数
494 人
7 回答率
98.8%
<新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけとした購買意識等の変化>
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響による生鮮食料品購入に関する行動の変化
【調査結果の概要】
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響による生鮮食料品購入に関する行動の変化について聞いたところ、「特にない」(56.9%)が約 6 割で最も高く、以下、「産地を応援するため、行き場を失った食材を購入したり、寄付などを行った」(21.1%)、「インターネットを利用して生鮮食料品を購入した」(19.8%)などと続いています。
*営業が自粛され食材が残り、休校になって残ってしまった給食の材料が話題になりました。大手スーパー、デパートで食材を販売したり、ネットで販売したりとロスにならないように消費を応援して下さった方々が4割ほどいます。そうすると必然的に家庭での調理&消費。
そこで家庭での調理回数の変化。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大を受けて、家庭での調理回数の増減について聞いたところ、「増えた」「やや増えた」と答えた人が55.5%と、過半数でした。


2019年と比べて、家庭の食事で利用が増えた物として一番多いのが生鮮食品で45.5%。企業等では、コロナの影響で、食品ロス減少が思うように進まない反面、おうち時間が増えた個人では、調理時間が増え、食品と向き合う時間が出来、個々が意識し始めています。
九州大学の論文で興味ある結果が発表になりました。
調査結果では、47都道府県のうち新型コロナウイルス感染症の影響が大きい地域ほど家庭食品管理や、食品ロスに注意を払う傾向がある。普段自炊をしているかどうかが、影響するのではないか。一方で料理をする人は、衝動買いや、大量に食材を購入する事も指摘されています。自炊を一時の事でなく、楽しみながら持続していく事が、食品ロスを減らす鍵になるような気がします。
持続可能な社会を目指し、持続した自炊で食品ロス削減
不自由な生活ですが、コロナが教えてくれた、食品ロス削減の「もったいない」という気持ち、是非持続させていきましょう。
その他のアンケートの質問の中に、「自然環境や生きもののことを考えて、日頃から心がけていたり実践したりしていることはありますか」という内容がありました。(複数回答可)。
最も多かった答えは「マイバッグやマイボトルを利用し、プラスチックごみを
出さないこと、食品ロスを減らすことなどを心がけている」で67.4%。
私が目指している、環境への配慮も皆さん心掛けてらして、とても嬉しくなりました。
もっともっと増えるよう呼び掛けていきます。
そして、おうち時間、柑橘類が豊富なこの季節、皮も、薄皮も使って
私だけのジャムを作ってみませんか?

丸ごとみかんジャム
材料
みかん 2個(220g)
みかんの皮 3個(60g)
砂糖 150g
レモン汁 大さじ1
作り方

- みかんの皮のへたを取る。
- 1を約5分ゆで、水に取る。
- 水気を切った2、みかんの実を細かく刻む。
- 鍋に3、砂糖、水、レモン汁を入れる。
- 4を強火にかけ、沸騰したら弱火にして約30分煮る。(ふたをする。)

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