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リペアに期待したい!

修理するなら買い換えた方が安いよ!
わかってて依頼しているのに、対応してもらった店員さんが買い替えを押し付けてくる。
そんな経験から、私はとある家電量販店には2度と行かないと決め、今でも継続しています。

古いものは捨て、新しいものを売りさばく。
こういうことが当たり前になっていたのではないでしょうか。
これも大量生産大量消費時代に大量廃棄につながった原因でもあると思っています。

実は、昨年末にアップルが修理を認めるというニュースを見ました。
修理マニュアルの提供や、交換部品の販売も開始するとのことです。
誰でもできるというわけではなさそうですが、それでも大きな出来事だと感じています。

そして、今後は「修理性の向上」を製品設計に取り入れる予定だということも重要だと思っています。

日本では、平成13年4月に施行された資源有効利用促進法で、10業種・69品目の対象業種・対象製品を指定し、事業者に対して3Rの取組を求めてきたので、パソコンなどは国内メーカーであれば、リサイクルを考慮した設計がなされているはずです。

ただ、私個人の感覚としては、長寿命化はしていると思うのですが、そこからさらに修理をして数十年使うという感覚はありません。
そして、対象業種、対象品目外のものも含めての話しになりますが、プラスチックに関しては、サーマルリサイクルがメインになってしまっていて、マテリアルリサイクルに関しては、国内での循環ではなく、アジアに頼っていたというのがこれまででした。

もう一つ、このアップルのニュースでいいなと思ったことがあります。
使用済みの部品をリサイクル用に送り返せば、修理部品の購入代金に充当できるクレジットが付与される仕組みになる予定のようです。

使用者側の選択肢が増えますよね!
新しい部品に交換したい人もあるだろうし、使えるのであれば中古部品でもいいという人もいるでしょう。
その仕組みが素敵だなと思います。
アップルの囲い込みとも言えなくはないでしょうが^^”、そのようなしくみがあれば私はそのサービスを選択したいです。

今後のリペア市場に期待したいです!

最後に、このようなリペアが当たり前になると、新しいものの生産量は減るでしょうし、企業の収益にも影響は出ると思いますが、もうそのような方向で進むのは間違いないので、それを見越して事業を変化させていかないといけないですよね。

ATARAの取組みは、リペアの部品ではありませんが、ものづくりの原料を常に新しい資源だけではない、「違う選択肢」を増やすものにしたいと思っています。そして、企業にとってコストだったものを収益にする取組みでもありますので、いろいろな企業との共創事業として進めていきたいと思っています。最後はATARAのPRでした^^

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