東北コットンプロジェクト参加のお知らせ
このたび、リマテック東北が運営する「ATARA」の活動として、東北コットンプロジェクトへ参加することになりましたのでお知らせいたします。
「東北コットンプロジェクト」とは、東日本大震災の津波被害により稲作が困難になった農地で綿を栽培し、さらに紡績、商品化、販売までを一貫して行うことで東北での新規農業形態を支援する共同プロジェクトです。
プロジェクト詳細はこちらhttp://tohokucotton.com/
このタイミングで東北コットンプロジェクトへ参加したことは、風化に対する問題意識からです。
今年の3月11日で、東日本大震災から11年が経過しようとしています。
世論調査では、「震災の記憶や教訓の風化を感じている人は約8割に上る」という実情があります。
国民の被災地に対する関心がそれだけ「薄れた」という事だと感じています。
ここ2年はコロナ禍でそれどころではないという事情もあるかと思いますが。
ATARAは「もったいない」資源を「余すことなく使う」ものづくりを進めるブランドです。
ちょうど糸を紡ぐ際に出る落ち綿を使用する計画があったことから、東北コットンも一緒に取り扱えないかと考えたのがプロジェクト参加のきっかけでした。
これから時間をかけて、丁寧に作品を生み出していく計画を立てておりますので、完成の際はあらためてお知らせいたします。
これを機に、東北を含め、毎年発生する自然災害での被災地を気に掛けていただくきっかけにもなって欲しいと願っています。