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腸内細菌叢を調べてみた

直近のP選書にてご紹介した本に大きく影響を受け、腸内フローラの検査を受けたことはお伝えしていた通りなのですが、今回、その結果が届きました。

せっかくなので、私をサンプルとして・笑、少し調べてみた腸内細菌叢についてのお話しを交えながら、ご紹介したいと思います!
何かしらご参考になれば幸いです、、、くらいの感覚でのご紹介ですので、ご了承くださいませ。

まず、少し腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)について。
よく聞くのは、「腸内フローラ」という単語かと思いますが、同じことでした。
腸内にびっしりとついた細菌がまるでお花畑のようなので、フローラというそうです^^

人間の体には数百兆個の細菌が常在していて、体の内外で定住しているそうです^^
そしてその90%が消化管にお住まいで・笑、それらが腸内細菌叢と呼ばれるとのこと。

人間の体を形成する細胞は、約60兆個と言われており、それをはるかにしのぐ数の自分でない細胞が
腸内にたくさんお住いのようです・笑

興味深い話しなのですが、母親のおなかの中にいるときは無菌状態らしいのですが、産道において母親から引き継ぐと考えられているようで、その後の授乳を通しても母親から引き継ぎ、その周囲の環境にも大きく影響を受けるそうです。
出産時には里帰りをするケースが多いと思うのですが、そう考えると母親の家計を含む影響を受けやすいのかもしれませんね。

また、通常分娩と帝王切開では大きく菌叢が違うそうで、生まれる産院ごとでも特徴があるといったデータもあるようです。
私たちの消化管にお住いの皆様は一体どこからやってくるのか?
まだまだ研究課程にあるようで、今後の研究で明らかになってくることが楽しみです^^

さて、ここからサンプルとしての私の腸内細菌叢についての特徴をご紹介していきます。
今回実施したのは、Mykinso(マイキンソー)という検査キットを活用しました。
なぜなら選書でご紹介した本に載っていたから・笑
でも他にもあるようなので、一度違うものも試したいと思っています。

まず、結果を見る前に、見慣れない分類が出てきますので、簡単にその確認をしておきます。
生物の分類は、「界」「門」「綱」「目」「科」「属」「種」の順の階層に分類されるそうで、人の場合は、動物界、セキツイ動物門、哺乳綱、霊長目、ヒト科、ヒト属、ヒトになるんだそうです^^”

ちなみに、動物界以外は、植物界などがあり、腸内細菌であるビフィズス菌は真正細菌界なんだそうです。
私の知らない世界・笑

さらに、そのような分類の他に、細菌叢には血液型のようなものが存在するようで、エンテロタイプと呼ばれ、以下の3タイプに分類することができるそうです。

 ① B型:バクテロイデス属の細菌が多いタイプだそうです(日本人の40~50%)
     動物性たんぱく質や脂質をよく摂取する人に多く、欧米人に多い傾向なんだそう。

 ② P型:プレボテラ属の細菌が多いタイプだそうです(日本人の10~20%)
     穀物や野菜、豆類などの食物繊維を多く食べる人に多く、ベジタリアンや穀物食が中心の
     食習慣をもつ東南アジアや南米の人にも多い傾向なんだそうです。

 ③ R型:ルミノコッカス属の腸内細菌が多いタイプだそう。(日本人の30~40%)
     セルロース分解能力を持ち、草食動物の胃などに生息するんだそうです。
     日本人とスウェーデン人に多いというデータもあるそうです。
     
ちなみに私はB型でした。
食生活を考えると、納得はできます^^”

この他にわかるのは、先ほどの分類で言うところの「門」に属する菌の割合。
これらの結果から、以下の内容について平均値にたいして自分はどうなのか?という事がわかるようになっていて、
簡単なアドバイスが記されています。

 ・腸内細菌の多様性
  私は低い方ですが平均の範囲内でした
 
 ・太りやすさ(FB比)
  正常範囲内で、太りやすい体質ではないが、変化しうるそうです^^”
 
 ・主要細菌の割合
  ビフィズス菌
   私は正常上限より多い!けど問題はないそうです・笑

  乳酸産生菌
   私は0%だったのですが、なぜか性状の範囲内だそうです^^”
  
  酪酸産生菌
   私は、正常下限より少ないので、食習慣改善が必要!  

  エクオール産生菌
   私は、高めの正常範囲内でした。

 ・下痢、便秘いずれかになりやすい(にくい)タイプ判定
   私は、下痢になりやすい菌叢なんだそうです。
   便秘とは無縁なので、まあそうだろうなという結果でした^^
  
 ・継続実施していると推移・比較が確認できる
   続けてみたいと思います!

基本的に腸内細菌叢は生まれ育った環境や、食生活に左右されるようで、年齢とともに変化していくようなのですが、大きく変わることはない感じです。

このキットの検査では、病気との因果関係まではわからないのですが、他社のキットだとこの病気につながる可能性があるといったことまで判定しているものもあるようなので、目的(それと金額)に応じて選べばいいのかなと思います。
自分の腸内細菌の状態は継続して把握していこうと思うのですが、ひょっとすると他のキットに変更することはあるかもしれません。

ただ、同じもので続けないと、推移比較ができないので、コロコロ変えないようにだけしたいと思っています^^
なんでも事実、現実を「知る」ことが大切なので、まずは知るところからスタートしてみました!

そして、この腸内細菌叢は人間の体内で言うところの「土」にあたり、地球の「土」が不健康だと、人間の土にも影響するというプラネタリーヘルスの考え方から見ると、自分の住む地域の「土」の健康状態にがすごく気になるところです。

ATARAにおいても、プラネタリーヘルスの観点で取組んでいけるように検討をしていきたいと思います!

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